中学生男子の育て方って難しいですよね。
小学生まではあんなに懐いてたのに、中学生になったら以前よりも接する時間が減って
不安になってませんか?
スマホばっかりいじって大丈夫?って思いますよね。
この時期の子供は、まったくしゃべらなくなる子や、変わらずペラペラしゃべる子、
反抗的になる子や無気力で何に対しても関心や興味を持たない子もいます。
非行や不登校、ひきこもり、援助交際や接触障害は、起こるのはどれもこれも中学生からで、
この中でも非行、不登校、ひきこもりは圧倒的に男子が多い事実があります。
心配になるのも当然です。
でもご安心ください、そんな時期なんです。
誰にでもくる思春期で、やがて終わります。
そんな時期の子供に対して、親として関わる際に大切なことは、
大きく共通していることがあるんです。
私も現在男の子では高2と中学3年生の親をしてますが、
この記事では、その経験や育て方を調査した結果をまとめてみました。
中学生男子の育て方は? 子供への接し方について
この時期の子供への接し方は、そっと見守る感じがいいと思います。
思春期の子供は心が揺れ動いています。
近づいてきたら一緒に楽しい時間を過ごして、離れたら「またね!」。
調子に乗っているときは思う存分調子に乗れるよう応援して、
落ち込んでいるときは気のすむまで落ち込めるようにそっと見守りましょう。
距離感が大切です。
また、和やかで温もりのある家庭環境は大前提として必要です。
その中心はやはりお母さんだと思います。
今は仕事を持つお母さんたちも多くいらっしゃるでしょうから、
お父さんの協力が必要な部分も多いと思います。
お母さんがゆとりをもって子供たちに接することができるように
ぜひサポートしてほしいですね。やっぱりお母さんの存在は大きいです。
そんなお母さんたちにぜひ覚えておいてほしいことが3つあります。
それは子供に対して、
「いまのあなたでいいよ!」
「いまからよくなるよ」
「あなたならできる!」
という気持ちでありスタンスです。
【認めること】【期待すること】【応援すること】です。
まずは子供の今を認めて受け入れること。
今のあなたがいい。今のままのあなたで十分だということを伝えることが出発点です。
「今のままじゃダメだよ」というのは、今の自分を否定していることになり、
自己肯定感や自信が生まれません。まずは、今の子供を全て受け入れることが大事です。
子供は自分を認めてくれない人を信じませんし、そんな人と信頼関係は結べません。
信頼関係がないと何も心に響かないのです。
それができて、子供も心が満たされ、前に進もうと思えるのです。
他にもポイントがありますので、順に解説していきます。
ゆとりがありリラックスできる時間・空間作り
この時期は子供の口数が減ってきて、親との会話も少なくなってくるのが普通です。
思春期は子供が親から離れていく時もでもありますので、
そんな時期に無理にこどもを引き留めて話をしなくても良いと思います。
親からしたらどうコミュニケーションをとればいいのかわからなくなってしまうかもしれませんが、
直接話をすること以外でも、できることがあるんです。
家族での食事や旅行、散歩やドライブなどなんでもいいですが、
要は家族がリラックスしてのんびり過ごす時間・空間を作ることです。
子供はどういうときに相談したくなるか分かりませんし、
いつ話したいという気持ちになるかも分からない。
なので、普段の生活の中にこのような時間を作っておくことが大切です。
特に何も話さなくてもいいけど、話したかったら話せるような時間や空間。
子供が話したいことを、話したい分だけ、話したいときに、最後まで口を挟まずに聞く。
夕食後一時間はソファに座るとか、週末に家族で外食するとか週に一回でも
こんな時間をとることをおすすめします。
「どうして?」ではなく、「どうしたら」を考える
こどもに何かをさせたり、矯正したりするときに、
原因をなくそうとするのではなく、良い状態や望ましい状態に近づく方法を探る考え方です。
そもそも原因をなくすのは非常に難しく、なくせない場合もあるので有効な考え方です。
たとえば、勉強は嫌いだからしないという、「嫌い」という原因を取り除くのは難しいですよね。
×どうして勉強しないか
〇どうしたら勉強するか
×どうして掃除しないのか
〇どうしたら掃除するのか
子供は親が思っているようには動きません。
思い通りにしようとしても、うまくいかずに苦しい思いをするだけです。
うまく動機づけをして子供を導きましょう。
今ある問題は、問題だと思っている人がそう思わなくなれば、 問題ではなくなる
もし子供がやっていることを問題だと感じたときは、
「これは誰にとっての問題なんだろう?」と考えてみてください。
よく親の「常識」や親の「普通」から外れた事を問題とする傾向がありますが、
それは人によって違いますし、子供にとっての問題なのでしょうか?
学校の規則や社会のルールは別ですが、冷静に考えてみることも大事です。
できていることを、できているところまで認めること
できていないところを突くのではなく、できているところを探して、そこを認めましょう。
たとえば、「やってないじゃない!」ではなくて、「やろうとは思ってるんだよね」とか、
できているところを、できているところまで認めてあげましょう。
「でも」「だけど」という言葉は使わない
「でも」や「だけど」は使えば使うほど子供に悪影響と思ってください。否定語です。
あくまで前向きな言葉を使っていきましょう。
子供は、親から否定されていると感じて心の中にモヤモヤが残ります。
「お母さんと話していると感じ悪い」「父親と話すと腹立つ」
子供にも否定の会話が伝播して会話が前向きになりません。
待つこと
こどもの成長を考えたときに、理想としては
「自分で考え、きめ、行動する」ようになることです。
そのためには、それを子供に任せることが必要です。
こどもに任せると、初めてのことも多いので、成功する時もあれば失敗する時もあると思います。
うまくいかない経験もあるでしょうし、痛い思いや後悔もあるかもしれませんが、
そんな経験を積み重ねることがこどもにとっての成長です。
こどもが自分で考え、きめ、行動するようになるまで、口を出さずに待つこと。
期待し、応援し待ちましょう。
何を話すかよりも、どう話すかを考える
思春期の子供は「自分の思い通りにやりたい」「自分を認めてもらいたい」という気持ちが
とりわけ強いので、反対意見には非常に敏感です。
こどもが考えたりやっていることは否定せずに、こちらが伝えたいこと、
やってほしいことだけを話した方がうまくいきます。
危機感をあおっても子供のこころは動きません
このままだとどうなるかとか、
やばいとか、
子供の危機感をあおってさせようとすることがありますが、これはうまくいきません。
今のままでは駄目だと言っていることと同じで、否定しているからです。
やばいとかこのままではまずいとかは子供もなんとなく分かっているのです。
焦りや危機感から生まれる「やる気」は健全ではありません
まとめ
いかがだったでしょうか?
少し気に留めておくことで誰でも実践できると思います。
思春期は長い人生の中でも4~5年程度ですが、
1年どころか、月単位でも大きく変化する時期です。
そんな短くかげがえのない時間の、子育ての参考にしてもらえればと思います。
<関連リンク>少年野球はおススメです。
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